コラム

東海教区第112回総会報告

飯田敏勝

 5月28日(火)~29日(水)茅野市の池の平ホテルにて、表題の教区総会が持たれました。
 以下に「教師」という言葉が出てきますが、いわゆる牧師のことです。教団の規則上はこう定義されているのです。学校の先生と紛らわしいかもしれませんが、今回のコラムでは正式名称でお伝えします。
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 トピックスの一つとしては、第43総会期教団総会議員選挙があります。教師・信徒それぞれ11名を選出しました。新庄田鶴子長老も選出されました。
 わたしは今回、投票委員でした(あくまで招集者のはずですが、最初から委員長扱いされていました)。それゆえ議場にはほとんどおらず、選挙を取り仕切っていました。
 ま、かつて教団総会で宇田真牧師(現教区総会議長)と一緒に投票委員をしたこともあるので、白羽の矢が立った模様です。
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 教区は教団から委ねられている教会としての務めがあり、教団総会議員を決めることは、教団としての方向性を決めることでもあります。
 教師を立てることも教団から委ねられている務めです。教師検定試験は教団として一律で行いますが、准允・按手礼という教師を立てる式を実際に行うのは教区です。
 これは教区総会議長が司式をするので、わたしもコロナ禍が甚だしい時期にも越県移動して行っていました。教区総会が行えずとも、執行を常置委員会が判断した上で教師の赴任する教会に赴き、教師を立てたのです。
 それは伝道の最たる働きであり、緊急事態宣言下でも果たさねばならない事柄でした。
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 今回の教区総会では、聖隷クリストファー中高の教務教師である水野志帆子先生が准允を受けました。
 ご挨拶をうかがうと、名古屋の金城学院で中・高・大学と過ごすうち、本当に素直に信仰を抱き、神さまに仕える思いが募っていったようです。しばらく英語教師として働かれた上で、今回の献身に至りました。
 キリスト教主義学校の素晴らしい働きの実りと言えるでしょう。
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 来年度の教区総会は2025年5月27日(火)~28日(水)静岡教会にて開催されます。中静が担当分区で、運営を手伝うことになります。
 「次年度総会会期および会場に関する件」の議案説明の中、宿泊は各自で用意することまで言われました。なので、その手配の手間はないものの、駐車場の確保や案内は皆さんにも協力依頼がいくような気がしています。その他諸々の奉仕を含め、何卒よろしくお願いします。