コラム
夏と夏休み雑感
飯田啓子
40℃を記録した7月の暑さ、8月には初めて“南海トラフ地震臨時情報”が発令されました。異例ずくめの夏を実感しながら、一つ一つの対応策を考える中で、歴史に学ぶことを思います。人類史に学ぶことは勿論のこと、「はっきり言っておく。すべてのことが起こるまでは、この時代は決して滅びない。天地は滅びるが、わたしの言葉は決して滅びない」(ルカ21:32)を口にしながら、キリストの執成しを思います。
さて今日、配布された9月予定表をご覧いただくと、長寿祝福の会(15日)・全体修養会(22日)・防災訓練(29日)と秋シーズンの定期集会が続きます。どれも実を結ぶ教会の業としては大切なものですから、十分にリズムを整えて参加してください。特に全体修養会は飯田敏勝教師が主日礼拝と修養会の2部構成で講師の務めを果たします。修養会ですから信仰の糧や学び以上に新しく救い出された魂への修養の時です。久しぶりに御言葉と修養会講演の二本立てです。祈り待つ中で備えてください。
もう一つ見慣れない予告として9月16日「教団主催 青年大会2024」があります。テーマは「コネクト―なかま・イエスさまとつながる― 」です。今回の⻘年大会 2024 において、行事や集会が開催出来ず、教会で同世代の仲間がいないままに信仰生活を送る⻘年たちが集まることにより、信仰を同じくする仲間と出会うことを願います。
この集いにより、主イエス・キリストにある交わりがあることを思い起こします。共に集うことは、各地域における⻘年や教会のつながりを生み、体力となります。⻘年大会が一つのきっかけとなって、各教区、地区において継続的に⻘年たちの集会が開催することが出来るように、また⻘年たちが主体となって集会が開催できますようにと願います。
信仰を同じくする仲間たちと出会い、確かにキリストの頭なる教会に連なる者とされている、主のお交わりのうちに置かれていることを味わい知る大会となれば幸いです。
コロナ禍中にあって全国大会が開催できないままでした。その間、若い魂に心を向けて対応することが置いてきぼりになっていたと省みるばかりです。分断されたものを繋いでいく。キリストの地上での御姿です。失われた羊を見つけ出し、希望につなげていく。この働きのために祈り続ける教会であることが一番の協力です。
そして9月29日の主日礼拝は吉岡優介神学生に奉仕をしてもらいます。来週の日曜日まで夏期伝実習中だと思います。どれだけのキリスト体験をしたのか、それを言葉化出来ない苦しみの中にあるのか。それでも呼び出した方の憐れみは消えない。むしろ憐れみがますます見えて来るはずです。